パーソナルトレーナー業務、食事指導のポイントをご紹介！食事指導は実はとても重要？？

パーソナルトレーナーの業務の中で、食事指導というものがあります。

食事指導とは、どのようなことをするか分からないという方も多いと思います。

指導内容はジムによっても異なりますが、多くのジムで行われているのは次のようなものです。

・正しい食事の摂取方法やタイミングについて指導する
・LINEなどで毎日の食事を報告してアドバイス・管理をする

ボディメイクの専門家や栄養士などが直接指導したり、あるいは彼らの内容のもとにダイエットに必要な正しい食事に関する知識をお教えします。

単純に『これを食べましょう』と指導するのではなく、お客様の食生活を把握したうえでお客様にあったアドバイスをしてあげるのがポイントです。

冊子やアプリを活用するなどジムによって教え方は色々あります。

食事指導に力を入れているジムは、毎日の食事を写真付きでLINEなどを活用して報告します。

また1人だとどうしてもなまけてしまう方を管理してあげることで、確実に結果を出すことに繋がります。

毎食ごとに報告するのではなく、自分で記録をしておいてトレーニング時にまとめてチェックするシステムのジムもあります。

多くのジムではお客様が食事で気になったことがあればトレーニング中に質問する事ができます。

ボディメイクに必須の食事指導

パーソナルトレーナーになりたいと思っている方には食事について軽く考えている方がいるかもしれません。

しかし、理想的なボディメイクをするには正しい食事は絶対条件と言えます。

ただ単に『体重を減らしたい』ということであればお米を抜けば痩せていくのですが、それでは決して美しい身体にはなれません。

またそんなことをしてしまうと筋肉が落ちてしまい、どんどん痩せにくい身体になってしまいます。

綺麗なボディを目指すには脂質なども重要になってきます。

脂質を摂らなければ肌が荒れてしまったり、腸内環境も悪くなり代謝が落ちてしまいます。

そしてタンパク質は安静時には一度に約20gしか吸収できません。

それ以上の量のタンパク質を摂取すると逆に脂肪として身体に蓄えられてしまいます。

また炭水化物をまったく抜くと日々のエネルギー源がなくなるため、身体は筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします。

そうすると筋肉が落ちてしまい、痩せにくい身体になっていってしまいます。

お客様に美しい体を手に入れてもらうためにも、きちんとしたPFCバランス（タンパク質、脂質、炭水化物の摂取割合）に基づいた食事指導を行う必要があるのです。

食事指導の必要性

正しい知識を得ることでより効果的にダイエットができ、結果に繋がりやすい

さきほど説明したように、ダイエットには正しい食事方法が必要になってきます。

トレーニング指導をしっかり行うことはとても重要ですが、それ以上に食事指導も重要になってきます。

たくさんトレーニングをしても食事は全く以前と同じ、という状態では結果を出すのはなかなか難しいと思います。

高い効果を得たい、結果を出したいと考えるお客様にとって、食事指導はマストで行わなければいけません。

1人では難しい食事管理

自分1人で食事管理をするのは非常に大変です。

お客様は本を読んで何を食べても良いのか、何を食べるのはダメなのかはわかっていても、なかなか1人では実践することが出来ません。

なのでパーソナルジムにきているのです。よほどの意思の強さがないと、どうしてもだれてしまうのです。

そんな時にパーソナルトレーナーとコミュニケーションを取って1食ごとに管理や指導を受けることでより確実にダイエットを進めることができます。

食事指導のポイント

報告が面倒になることがある

パーソナルジムの食事指導は、食事を写真に撮影してラインなどで報告を行う所もあります。

お客様の中には毎食撮影することが面倒になって送らなくなってしまう事があります。

お客様からの報告がなくなってしまえば、どのような食事をしているのかが分からなくなってしまうので、ダイエットの効果が薄れてしまう事がほとんどです。

お客様に確実に結果を出してもらう為に、報告がなくなってしまったら、放置するのではなく優しく寄り添ってあげる事が重要です。

強制的に送ってもらおうとすると、パーソナルジムにくる事自体が嫌になってしまう事もあります。

食事指導が終わってからリバウンドしてしまうことがある

良くないパーソナルトレーニングジムによっては、短期間の結果を追求するために行き過ぎた食事方法を指導することがあるかもしれません。

過剰なカロリー制限をすると、体重は減りますが筋肉量が落ちるために痩せにくい身体になってしまいます。

それどころか、元の体重より増えてしまう可能性すらあります。

ポイントはパーソナルジムを卒業した後も続けられるような食事を指導してあげる事です。

まとめ

本日はパーソナルトレーナーの食事指導という業務内容についてご紹介しました。

お客様の食事指導では、結果を出す事も重要ですが、それ以上にお客様のメンタルケアも重要になります。

食事制限はとてもストレスが溜まりますので、そのストレスや不安をトレーナーがどれだけケアできるかという事もとても重要になってきます。

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情報収集

①　カウンセリングシート情報

最も大切な事はどのような情報がほしいかということです。

起こりやすいのは『カウンセリング時に欲しい情報だけを考えてしまう事』です。

そうではなく、『お客様がトレーニングをして結果を出すまでに必要な情報は何なのか？』を考えるようにしましょう。

具体例としては、『仕事内容、生活リズム、運動歴、食事の状況、現在の運動状況、今のカラダで気になる部分、どんなカラダになりたいかなど』です。

②　会話情報

申込フォーム、カウンセリングシートにどれくらい細かく記入してもらえるかは、トレーナー側ではコントロールすることはできません。

不安がある中でそれほど細かく記入しない方がほとんどです。

なので、会話から聞き出すことが重要です。

しかし、一方的に質問をして、尋問のようになってしまってはまだまだです。

答えやすいように選択肢を与えてあげたり、工夫をする必要があります。

③ 身体情報

姿勢評価、動作評価、または基礎的なエクササイズを行った時に得られる情報です。

歪みや動きの特徴、カラダの構造的特徴、得意な動作、苦手な動作、スキルレベル、筋力レベルなどを指します。

ここでは相手が理解できる説明であることが重要です。

もちろん、ここで得られた情報はその後のセッションにおいても重要になります。

④ 数値的情報

これは、体組成計で測定した体重などの情報や、お客様の目標数値、測定したサイズ数値、目標までの期限などの事を言います。

数値化する事により、お客様とトレーナーで共通認識を持つことができます。

信頼を獲得する上でも感覚的な話ではなく、数値を用いて説明することがとても大事です。

企画提案

最後が企画提案です。

これまで得られた情報と、自身の知識、経験を駆使して最良の提案を行います。

この提案時に重要なのは、入会、継続してもらうつもりで提案する事です。

・入会して頂けるのであれば
・継続して頂けるかわかりませんが

というのはご法度です。

パーソナルトレーナー自身が、誰よりも目の前にいるお客様の身体が変わる事を信じ、未来を具体的にイメージしている事が大切です。

① 目標に対して提案

・目標達成までどれくらいかかりそうか？
・何をどうしたらそこに到達できるのか?
・目標を達成したらどうなるのか？
・最短ならどれくらいでいけそうなのか？

いくつか段階、パターンを提示してあげましょう。

目標や期間の選択肢を提示し、お客様に未来をイメージして頂く事が大事です。

それに辿り着く為に何をどのくらいしたら良いか理解してもらい、どのような形で進めていくか選択をしてもらいます。

お客様が選択し、決定する回数を増やしていくことがポイントです。

② トレーニング内容提案

・どんなトレーニングメニューをどれくらいの量行うのか?
・60分間であれば、どのような流れで何を行うのか?
・毎回どのように変わるのか?
・何ができるようになっているのか?

など、運動が苦手な方には安心感を与え、過去にスポーツ経験があったり、トレーニングに慣れている方には、ワクワク感を与えるものが良いでしょう。

自分のカラダが変わるイメージが沸く、今後が楽しみになる内容を心掛けましょう。

③ 食事内容提案

どういう食事にしましょうというのを伝える事はあまりオススメしません。

会社的にそういったマニュアルがある場合は仕方ない部分もありますが、表現としてそのように伝えてはいけません。

お客様がカウンセリングシートに記載した内容や、会話の中から得られた情報を踏まえ、その方ならではの食事提案をしないといけません。

仮に同じ年齢、身長、体重だったとしても、目標数値やライフスタイルが異なればアドバイスは変わるでしょうし、プログラムのフェイズで食事内容を変える場合もあると思います。

④ 料金

最も大切なのはお金ブロックを外すことです。

値段が高いという自分の感覚を無くします。

お金は価値の裏返しなので、高いと感じる人も、安いと感じる人もいます。

パーソナルトレーニングサービスにおいても、その価値を高いと感じるか、低いと感じるか、お客様が金額に対して感じる印象は変わります。

その基準は、パーソナルトレーナーにはわかりません。知る必要もありません。

トレーナーは自分の価値を上げる、伝えることに徹するのみです。

最も良くないのは、パーソナルトレーナー自身が、自分や自社のサービスに対して高いと思ってしまっている状態です。

判断するのはあくまでお客様です。

パーソナルトレーナーは、目の前のお客様に、自分の提供できる価値を伝え、最後に値段を提示するだけで良いのです。

まとめ

皆さんいかがでしたでしょうか？

カウンセリングは実はとても奥が深いのです！

初めから全てをこなすというのは難しいと思いますので、少しずつできる範囲でやっていきましょう。

今回教えた事ができるようになればなるほど、入会率アップ間違いなしです。

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カウンセリングとは？

では、さっそく始めていきます。

パーソナルトレーニングにおいてカウンセリングとは、初回に行われるもので、ネットや電話から問い合わせてジムにいらっしゃったお客様とトレーナーが初めてお会いして、お客様のお悩みを聞いたり、その情報をもとに、トレーナーから今後の方針や提供できるものを提案することを言います。

それを経て、お客様は契約するか否か検討します。

なので、パーソナルトレーナーにとって新しいお客様が増えるか否かの、非常に大切な業務です。

私が思うカウンセリングのポイントは２つあります。

①信頼獲得
②期待獲得

①信頼獲得

カウンセリング時にお客様と会う場合、ホームページからの問い合わせ、ホームページを見て電話で問い合わせて、初めて直接会うパターンが多いです。

まだお会いしたことがない状態で、オンラインでコンタクトを取り、約束した場所や日時に会うという点は、単純にお客様には不安が伴います。

具体的に言うと

・トレーナーはどんな人？
・本当に痩せられるの？
・お金に見合ったサービス？

これは、仮にお客様がトレーナーの知人であっても同様です。

なぜなら、お金を払ってサービスを受けるという点では初めて会う方と一緒だからです。

お客様はそれを確認して、お金を支払い、通いたいのです。

トレーナーとしてはお客様の抱えている不安を払拭して、信頼してもらう必要があるのです。

これがカウンセリングにおける信頼獲得と言うことです。

②期待獲得

パーソナルトレーニングサービスは初日には基本的に何も結果は出ません。

何度か定期的に通ったり、お客様が能動的に実践していくことで、結果を出てきます。

そのために、

・このトレーナーなら安心して今後も任せられる
・このトレーナーとなら楽しく続けられそう

という、先への期待が必要になります。

それがないと次回の予約はしないですし、継続的に通って頂けません。

未来への期待感を抱いてもらえるようなアプローチをしましょう。

信頼と期待を得る為に

信頼、期待を獲得する為の方法として、3つのポイントがあります。

これらを行う必要があります。

それでは、本日はこの中の1つ目前準備についてご紹介していこうと思います。

①前準備

これが信頼獲得のスタートになります。

細かく分けると以下のようなものがあります。

みなさん今から紹介するポイントがしっかりとできているか確認してみましょう。

①-1 カウンセリングシートを準備する

カウンセリング時に、お客様に記入してもらうシートをカウンセリングシートといいます。

これも基本はどこも似ていると思いますが、各店舗、各トレーナーで内容が違うと思います。

ネット上にあまり出回ってはいませんが、エステや美容系サロンのものも参考になります。

ここで大切なのは、どんな情報が必要？という点です。

それが決まらないと質問事項が決まりませんし、聞いたことが反映されません。

まずは、自分がお客様をサポートする上で必要な情報は何か？について、徹底的に洗い出してみましょう

①-2 資料を準備する

パーソナルトレーニングサービスはまそこまでメジャーサービスではないので、

・どのようなサービスを受けれるのか？
・どんな流れなのか？
・どんな価値を提供してくれるのか？
・他のパーソナルトレーナーと何が違うのか？

など、お客様は把握できていません。

しかし、イメージができ価値を感じてくれないと、もちろん申込とはいきません。

そのため、不安を解消し、安心を獲得し、期待をしてもらえるように、説明が必要です。

より分かりやすく説明するために資料もあると良いでしょう。

ここでよく使われるのがビフォーアフターです。

写真だったり、数字だったりで効果をアピールするわけです。

何パターンか用意しておけば、お客様に近いタイプを案内することができます。

①-3 予約日時、場所を前日に確認する

日時の勘違いは、お客様側、トレーナー側、相互にストレスを生みます。

前日に確認の連絡をする事をオススメします。

当日が楽しみになる一言が加えてあげましょう。

また、事前連絡する事で、親切感や信頼を得ることもできます。

①-4 質問されそうなことをしっかり予想しておく

よくある質問は予想できるものがほとんどです。

これは経験がものをいいますが、客観的に自分のサービスを見たときにどのような質問をされそうか？というイメージをして答えを準備しましょう。

ネット上のジムやトレーナーのサイトにあるQ&Aなども参考になります。

質問に即答、ハッキリ答えられるだけで信頼感は高まります。

逆に曖昧な返答をしてしまうと、不信感に繋がります。

①-5 利用規約について事前に説明しておく

問い合わせがあった時点で、お客様がサービス全てを理解しているとは限りません。

カウンセリング時に、サービス内容や利用条件への認識の相違でトラブルになる事はたくさんあります。

例えば、予約方法についてや支払い方法についてなどです。

当日に認識のズレが判明すると、お客様側が把握していなかったとしても不信感に繋がります。

申込フォームに組み込んだり、別途事前に案内を送るなど、認識のズレをある程度減らしておきましょう。

①-6 身だしなみを整えておく

常に大事なのですが、身だしなみでかなりイメージは変わります。

例えばタンクトップとポロシャツでは印象が違うでしょう。

どちらが正解というのはありませんが、ジムのコンセプト、いらっしゃるお客様を考えた時にベストな選択をしましょう。

ポイントは自分が良いと思うものではなく、お客様にとって良いものを選択することです。

服装以外にも髪型、アクセサリー、髭、化粧、匂いなどがチェックポイントとして挙げられます。

①-7 シチュエーションを事前にシミュレーションする

お出迎えからお見送りまでの一連の流れについて、全てシミュレーションしておきましょう。

複数トレーナーがいる場合はお客様役を作って、1人の場合は一人芝居でも大丈夫です

これは何度も繰り返し行いましょう。

そうする事で次の動きを想定でき、スムーズに進みます。

まとめ

本日は、パーソナルトレーナーの重要業務『カウンセリング』のコツについてお話してきました。

本日ご紹介したのは、カウンセリング前の下準備でやることでしたが、これも怠ると入会率というのは落ちてしまいます。

基本的なことばかりですが、今一度自分は全てしっかりできているか確認してみましょう。

次回は、カウンセリングの中身についてお話していこうと思います。

最後までご購読ありがとうございました。

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